2268測距ゾーン対応の3D LiDARモジュール、ST:エッジAIシステムに高精細な空間認識
STMicroelectronicsは、2268測距ゾーンに対応した3DダイレクトToF LiDARモジュール「VL53L9CX」を発表した。低演算量のエッジAIシステム向けに高精細な空間認識を実現する。
STMicroelectronicsは、低演算量のエッジAIシステム向けに2268測距ゾーンの分解能を実現した3DダイレクトToF(Time of Flight)LiDARモジュール「VL53L9CX」を発表した。コンパクトなオールインワンモジュールで、SPADアレイ、後処理SoC(System on Chip)、2基のVCSEL、BCD VCSELドライバー、赤外線フィルター、メタサーフェス光学素子(MOE)、PMICを集積している。ロボティクス、産業オートメーション、スマートビル、ヘルスケア向けに高精細な空間認識機能を提供する。
VL53L9CXは、55×42度の広い視野角にわたり2268測距ゾーン(54×42)を提供し、小さな物体や輪郭、エッジを高精度に検出できる詳細な3D深度マップを生成する。積層型BSI SPADセンサーとMOEを採用することで、5cm未満から8.8mまでの距離を最大1%の精度で高速に測距でき、フレームレートは最大100フレーム/秒(fps)に達する。
デュアルスキャン方式のフラッドイルミネーションによって、動きに伴うアーティファクトを低減し、不感帯を解消するとともに、小さな物体の検出性能を向上させる。また、2次元赤外線画像と3次元深度画像を組み合わせることで、後処理を簡素化し、小型MCU上で動作するエッジAIアプリケーションを可能にする。
VL53L9CXは、リフロー実装に対応した小型パッケージで提供される。量産開始は2026年7月を予定している。
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