モーター近傍にも 外部磁界に強い産業用誘導式エンコーダー:16ビット分解能で最大1万rpmに対応
ビシェイ・インターテクノロジーは、産業用途向けの中精度位置センサーエンコーダー「Vishay MCB RAIK045I MP」を発表した。16ビットの分解能や14ビット以上の繰り返し精度を備える。
ビシェイ・インターテクノロジーは2026年9月、産業用途向けの中精度位置センサーエンコーダー「Vishay MCB RAIK045I MP」を発表した。既にサンプルと製品の提供を開始していて、量産時の標準納期は16週間だ。
同製品は誘導式を採用し、16ビットの分解能と14ビット以上の繰り返し精度、10ビット(0.35度)以上の絶対精度を備える。回転速度は最大1万rpm。サーボ制御システムで、あらかじめ設定した位置に正確に復帰する用途などに利用できる。
動作温度範囲は−40〜+125℃。外部磁界のほか、湿気や空気中の汚染物質、振動、機械的衝撃、温度変化にも耐性も備える。磁気式エンコーダーでは外部磁界や熱によって精度が低下する可能性がある電動モーターの近傍などでの利用を想定する。
SPI出力を標準搭載
出力はSPIを標準搭載し、要望に応じてSin/Cos出力にも対応する。外形は直径45mm、厚さ6.6mmで、重量は約13g。ローター重量を4.3gに抑え、低慣性化した。中空軸への取り付けに適したオフアクシス構造を採用し、有効電気角は360度。RoHSにも準拠する。
主な用途は、コンベヤーベルトの制御や無人搬送車(AGV)、オフロード車両、農業機械など。このほか、風力発電設備のピッチ/ヨー方向の位置制御、清掃ロボットの車輪位置制御、病院用ベッドや手術台、太陽光パネル、ドローンなどのアクチュエーター位置制御にも利用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
省エネ、高効率を実現するブラシレスモーターの開発課題と解決策
今回はモーターの中でも省エネかつ高効率なブラシレスメーターの構造や、その制御方法について解説します。
図と写真で理解するモーター入門 〜構造や特性、制御方から実践まで〜
今回はモーターの基礎知識や制御方法、実際の制御の流れなどを解説します。
柔軟な配置と高速ローター位置検出を可能に、Melexisが新センサー
Melexisは、小型モーター向け磁気式位置センサー「MLX90381」の5V対応品を投入した。柔軟な配置と高速なローター位置検出を可能にする。
モーター制御マイコン、どうやって選べばいい? 選定ポイントは?
今回はモーター制御に必要なマイコン機能やマイコン化のメリット、選定ポイントなどを解説します。
システムの消費電力を大幅削減、Nanopowerのセンサー管理IC
Nanopowerの「nPZ2100」は、MCUを必要時まで停止させたままセンサーや周辺機器を自律制御し、システム全体の消費電力を削減するICである。
