BrainChip、エッジで生成AIやLLMを実行できるプロセッサIP:イヤフォンやセンサーノードに
BrainChipは、エッジデバイス上で生成AIや大規模言語モデルを実行できるプロセッサIP「Sequora」を発表した。状態空間モデルに最適化し、メモリ要件を一定に保ちながら生成AI処理を実行できる。
バッテリー駆動のエッジデバイスで、生成AIやLLMを直接実行
BrainChipのプロセッサIP(Intellectual Property)コア「Sequora」は、イヤフォンやセンサーノードなどのバッテリー駆動のエッジデバイス上で、生成AIや大規模言語モデル(LLM)を直接実行できる。同社のニューラルプロセッサIP「Akida」と組み合わせることで、相互に補完するAIワークロードを処理できる。
Akidaは、振動、音声、レーダー、生のRF IQデータ、生体信号など、ストリーミング形式のセンサーデータを処理する。一方、Sequoraは、デバイス上でのLLM推論から音声対音声の対話、AIエージェントまで、生成AIやシーケンシャルAIのタスクを実行する。Sequoraは、入力履歴を固定サイズの状態で表現する状態空間モデル(SSM)向けに最適化されていて、シーケンス長に関係なくメモリ要件を一定に保てる。このアーキテクチャは、リソースに制約があるエッジデバイスでの生成AIワークロードに適している。
Sequoraは、信号処理とニューラルネットワーク演算の両方に共通の積和演算(MAC)アレイを使用するため、独立したDSPによる前処理段階が不要になる。また、命令セットアーキテクチャ(ISA)によってソフトウェアのアップデートを通じて新しいアルゴリズムを導入できる。
Sequoraは現在、ライセンス供与可能な半導体IPとして提供されていて、製造プロセスへの移植が可能な、完全に論理合成可能なレジスタ転送レベル(RTL)形式で提供される。パッケージには、検証用IP、論理合成スクリプト、コンパイラーやC++ランタイムライブラリー、モデルZooを含むソフトウェア開発キット(SDK)が含まれる。
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