無線LAN機能搭載SDHCカードで16Gバイト容量品を発売:東芝 FlashAir
東芝は無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード「FlashAir」の新製品として容量16Gバイトの「FlashAir W-02」を発表した。従来品に比べ無線通信による転送速度を約30%高速化するなどしている。
東芝は2013年7月6日から、無線LAN通信機能を搭載したSDHCメモリカード「FlashAir」の新製品として容量16Gバイトの「FlashAir W-02」を発売する。SDスピードクラス「Class10」に対応。価格はオープン価格となっている。
FlashAirは、無線通信機能を備えたSDHCメモリカード。無線LAN機能を持たないデジタルカメラでも、FlashAirをメモリカードとして使用すれば、無線LANを使って撮影した写真をすぐにスマートフォンやタブレット端末に転送し閲覧できる。
新製品のFlashAir W-02は、16Gバイトに記憶容量を増やした製品。新たに読み書き時のデータ転送速度として10Mバイト/秒を保証するSDスピードクラス「Class10」に対応した。「一眼レフカメラなどの高解像度モードでの高速連写も可能になる」(東芝)とする。無線LANは、IEEE802.11 b/g/nに対応している。
搭載する無線LAN LSIのソフトウェアを改良して、写真データを無線LAN通信で転送する速度を約30%高速化したという。デジタルカメラで撮影した写真をスマートフォンやタブレット端末に自動更新表示する機能や、表示したい写真を日付ごとに限定できる機能などを加えた。
東芝は、「今後もユーザーの新たな体験を実現する高性能、高機能のメモリカードラインアップを積極的に展開していく」とコメントしている。
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