ニュース
感度を18%改善、スマホ向け13MピクセルCMOS画像センサー:オン・セミコンダクター AR1335
オン・セミコンダクターは、13MピクセルのCMOS画像センサー「AR1335」を発表した。前世代品に比べて感度を18%改善した。スマートフォンのカメラ機能用途に向ける。
オン・セミコンダクターは2015年1月、13MピクセルのCMOS画像センサー「AR1335」を発表した。前世代品に比べて感度を18%改善した。スマートフォンのカメラ機能用途に向ける。
AR1335は、1.1μmピクセル技術を用いて設計/製造した。これにより、量子効率(QE)を向上させ、リニア・フルウェルキャパシティを増加させることができたため、これまでより感度を高めることができた。この結果、低照度における撮影でも、より高画質の画像を得ることが可能となる。
AR1335は、4K解像度で30フレーム/秒のシネマフォーマットや、60フレーム/秒でフルHDの動画撮影などにも対応することができるという。AR1335はすでに量産供給を行っており、2015年6月までに販売が予定されている複数のスマートフォンに組み込まれる予定だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 太陽光から星明りまで1台のカメラで対応、オン・セミのCCDイメージセンサー
オン・セミコンダクターは、太陽光から星明りまで、ダイナミックレンジの広い画像入力に対応できるCCDイメージセンサー「KAE-02150」を開発し、サンプル出荷を始めた。 - オンセミが車載半導体を拡充、パワーMOSFETなど5製品群を投入
On Semiconductor(オンセミ)は、車載部品の品質規格であるAEC-Q100やAEC-Q101に準拠する半導体製品群を大幅に拡充した。今回同社が追加した車載グレードを満足する新製品は、NチャネルパワーMOSFETなど5種類ある。 - 白モノ家電/産業機器向け3相モーター制御用高集積IPMを発表
オン・セミコンダクターは、白モノ家電や産業機器分野のモーター制御用途向けに3相インバータ インテリジェント・パワー・モジュール(IPM)7種を発表した。 - 車載対応のパワーマネジメントIC、オン・セミが2製品追加
オン・セミコンダクターは、車載用途向けに2種類のパワーマネジメントICを追加したと発表した。自動ウェイクアップおよびシャットダウン機能付きの非同期型昇圧コントローラ「NCV8876」と、スイッチング周波数が2.1MHzでデュアルチャネルステップダウンの降圧型DC-DCコンバータ「NCV896530」である。 - 東芝のバックモニター向けCMOSセンサーはTSV技術で30%小型化、HDR機能も搭載
東芝の車載カメラ向けCMOSセンサー「TCM5126GBA」は、TSV(シリコン貫通電極)技術の採用により、従来品と比べて実装面積を約30%削減している。逆光条件でも被写体を高品質に撮像できるハイダイナミックレンジ(HDR)機能も搭載した。