ニュース
20通り以上の解析、演算表示が可能な5桁半DMM:岩通計測 VOAC7502
岩通計測は、5・1/2桁デジタルマルチメーター「VOAC7502」を発売した。これまで外付けのPCを必要とした測定データの解析を、同機のみで可能にした。
岩通計測は2015年2月、5・1/2桁デジタルマルチメーター「VOAC7502」を発売した。上位機種の6・1/2桁「VOAC7602」の基本機能を継承した他、同等のデジタルマルチメーターではクラス最高という解析・演算表示機能を備えた。
VOAC7502は、これまで外付けのPCを必要とした測定データの解析を、同機のみで可能にした。画面表示は、数値表示、トレンドチャート、ヒストグラムチャート、アークスケールメーターなどのプライマリ表示の他、メータ表示、統計表示、LIMIT判定などのセカンダリ表示も備えた。ユーザーの使用形態に合わせて、20通り以上の組み合わせが可能で、解析表示を簡単にカスタマイズできる。
サンプリング速度最高3万回/秒
また、取り込み専用モードにより、データのサンプリング速度最高3万回/秒を可能にした。モニタには4.3インチの高解像度カラー液晶モニターを採用し、視認性も向上している。メニューの自由度も高く、ロータリーノブと組み合わせることで、機能選択のスピードも向上した。
さらに、100kデータの大容量メモリにより、1回/秒で24時間以上のデータがタイムスタンプ付きで取得できる。
標準価格は9万4000円(税別)で、2015年3月中旬から出荷を開始する予定だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- オシロとDMMのギャップを解消! 波形表示ができる7.5桁マルチメーター
ケースレーインスツルメンツは2015年1月、デジタルマルチメーター(DMM)の新製品として「DMM7510」を発表した。タッチスクリーンのユーザーインタフェースや波形取り込み用のデジタイザなどを新たに搭載した。 - マルチメーターの落とし穴
マルチメーターの赤と黒の端子はどちらがプラスの電位になっているのだろうか。測定時にかかる電圧はどの程度なのだろうか。意外なことに、機器ごとにばらばらだ。そのため、測定対象の部品の劣化を招くこともある。 - 最大50Vの発生/測定性能を持つ電子部品向けマルチチャネルソースメジャーユニット
横河メータ&インスツルメンツは2015年2月、マルチチャネルソースメジャーユニット「GS820シリーズ」に50Vレンジモデルを追加した。 - 電圧計、周波数カウンタ機能を追加したオシロスコープを発売
テレダインは、多機能オシロスコープ「WaveSurfer 3000」シリーズの機能を強化し、新たにデジタル電圧計、周波数カウンタ機能などを追加した。 - 8チャンネル/12ビット高分解能のモータードライブ解析用オシロスコープ
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、3相モータ・ドライブ向けのモータ・ドライブ・アナライザ「MDA800シリーズ」を発表した。定常状態での静的3相電力の計測に加え、動的な動作も解析できる。