ニュース
各種IoTプロトコル対応のネットワークスタック内蔵無線LANモジュール:SMK WL-2
SMKは、ネットワークスタック内蔵無線LANモジュール「WL-2」を開発した。無線LANドライバ部およびネットワーク処理をモジュール側で行うことで、さまざまなIoTプロトコルに接続できる。
SMKは2015年3月、IEEE802.11b/g/n対応TCP/IPスタックを内蔵した、無線コンプリートモジュール「WL-2」を開発したと発表した。受注は同年5月下旬から、量産は2016年1月からの予定。
TCP/IPスタックを内蔵
WL-2は、TCP/IPスタックを内蔵した無線LANモジュール。無線LANドライバ部およびネットワーク処理をモジュール側で行うことで、さまざまなIoTプロトコルに接続できる。
外形サイズはW20×D23×H3mmで、外部接続は表面実装タイプとなる。周波数帯域は2.4GHz、外部I/FはUART/SDIOで、アンテナにはパターンアンテナを採用した。主な用途は、スキャナー、プリンタ、POS、その他産業機器に加え、エアコン、照明、その他家電などのネットワークコントロールなど。
なお同社では今後、日本、米国(FCC)、EU加盟国(CE)などの各種電波法の認証を取得する予定だとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 1円玉より小さいZigBee対応無線モジュール、通信距離は1km
「TWE-Lite」は、ZigBeeに対応する無線モジュールだ。約14mm角と小型ながら、通信距離は、障害物がない状態で1kmに達する。HEMS、IoT(Internet of Things)、M2Mといったセンサーネットワークに使用する、あらゆる端末での使用を想定している。 - フラッシュにファームウェアを内蔵した無線LANモジュール
ロームは、フラッシュメモリ内蔵タイプの無線LANモジュールを発表した。フラッシュメモリに無線LANファームウェアを書き込み、より無線LAN対応機器を開発しやすいモジュールとして、1個単位から販売していく。 - Bluetooth Smartモジュールを追加、ヘルスケア機器などの設計自由度を向上
太陽誘電は、「Bluetooth Smart」に対応した無線通信モジュールとして新たに2製品を追加した。ヘルスケア/ヘルスケア機器、ウェアラブルコンピュータ、家電機器、モバイルPC向け周辺機器などの用途に向ける。 - 最大8kmの通信を実現、富士通コンポーネントの特定小電力無線モジュール
「MBH7SLZ01」は、スペクトラム拡散方式を用いることで最大8kmまで安定したデータ伝送を可能とする920MHz帯の特定小電力無線モジュールである。農場や河川、トンネル監視用のテレメータやテレコントロールといった用途に向ける。 - 独自のアンテナ構造採用の2.4GHz帯通信モジュール、安定した通信を実現
NECエンジニアリングが販売を開始した2.4GHz帯無線通信モジュールは、人工媒体「メタマテリアル」を応用した独自のアンテナ構造を採用することで、安定した通信を実現した。消費電力についても、同社従来品に比べて送信時に約25%、受信時に約50%、スリープ時に最大87%削減した。