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Type-CとDisplayPortの端子間接続を可能に、相互接続性も実証:サイプレス Type-C-to-DPソリューション
サイプレス セミコンダクタは、USB Type-CとDisplayPort(DP)アダプタとの接続を可能とするソリューションを発表した。Type-C端子を備えたノートブックPCやモニターなどと、DP/ミニDP端子を備えた従来製品との相互接続用途に向ける。
サイプレス セミコンダクタは2015年5月、USB Type-CとDisplayPort(DP)アダプタとの接続を可能とするソリューションを発表した。Type-C端子を備えたノートブックPCやモニターなどと、DP/ミニDP端子を備えた従来製品との相互接続用途に向ける。
新たに発表したType-C-to-DPアダプタソリューションは、同社のType-CポートコントローラIC「EZ-PD CCG1(CYPD1120)」が、DPを代替モードの1つとしてサポートし、フルスピードUSB2.0コントローラIC「CY7C65210」が、USB Billboard Device Classをサポートする。
今回提供するソリューションには、パッケージが35端子CSPまたは40端子QFPのCYPD1120と、24端子QFNのCY7C65210といったICチップの他、リファレンス設計図やEZ-PD CCG1用ファームウェアなどが含まれている。
サイプレスは、米国ミルピタスで開催されたVESAおよびUSB-PD相互接続イベント会場において、今回発表したType-C-to-DPアダプタソリューションと、Apple MacBook、Google Chromebook Pixelおよびそれ以外の多くのシステムとの相互接続性を実証した。
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