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2Mピクセル/1080p対応車載カメラ向け画像処理プロセッサオン・セミコンダクター AP020x

オン・セミコンダクターの「AP020x」シリーズは、2Mピクセル/1.2Mピクセルのイメージセンサーに適したイメージコプロセッサである。車載用リアビューカメラやサラウンドビューカメラなどの用途に向ける。

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 オン・セミコンダクターは2015年8月、2Mピクセル/1.2Mピクセルのイメージセンサーに適したイメージコプロセッサ「AP020x」シリーズを発表した。車載用リアビューカメラやサラウンドビューカメラなどの用途に向ける。

 AP020xシリーズは、特定領域で異なる輝度調整を行うことができる適応型ローカルトーンマッピング機能を備えたHDR(High Dynamic Range)カラーパイプラインを組み込んでいる。同シリーズは、最大2Mピクセル/1080p対応のイメージセンサー向けに「AP0200AT」「AP0201AT」および、「AP0202AT」を、最大1.2Mピクセル/720p対応イメージセンサー向けに「AP0102AT」を、それぞれ用意した。


AP020xシリーズの外観

「ISO 26262」の主要構成要素に対応

 AP0200ATは、リアビューカメラ向けに最適化している。レンズの歪み及び画像の歪みを補正する空間変換エンジン(STE:Spatial Transform Engine)や、オーバーレイグラフィックエンジンを搭載した。AP0201ATは、イーサネットベースのサラウンドビューシステムに適した製品である。AP0202ATは、デジタル・サラウンドビューシステムをターゲットにしており、24ビットのパラレル出力を備えている。AP0102ATは、1Mピクセル/720pリアビューカメラに向けた製品で、STE及びオーバーレイグラフィックエンジン機能を搭載した。

 これらの製品は、自動車向け機能安全規格「ISO 26262」の主要構成要素であるASIL(Automotive Safety Integrity Level)のAとBに対応している。また、1080pで30フレーム/秒、960pで45フレーム/秒、720pで60フレーム/秒をサポートしている。さらに、イーサネットやパラレル出力インターフェースの他、I2C、SPI、汎用入出力(GPIO)などのインタフェースを搭載している。動作温度範囲は−40〜105℃で、自動車部品の信頼性規格「AEC-Q100」にも準拠している。

 製品はすでにサンプル出荷中である。パッケージは、AP0200AT、AP0201AT、およびAP0202ATが「VFBGA-100」で、AR0230ATは「IBGA-80」で供給する。

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