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GUGENに挑戦! “点滅記憶回路”を使った点滅ライトWired, Weird(3/3 ページ)

今回は、2015年末に行われた電子工作コンテスト「GUGENコンテスト2015」に出品したオリジナル回路『点滅記憶回路』を使ったLED点滅ライトを紹介する。便利な2端子回路であり、さまざまな応用が期待できる。コンテスト参加の裏話も含めて、点滅記憶回路の仕組みをみていこう。

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惜しくも2番!?

 さてGUGENコンテストへの挑戦に戻るが、応募順(エントリー番号)だけでも1番を目指してバタバタと試作品を作り、動画を作って説明を追加して応募したが残念ながらエントリー番号は“2番”だった(GUEGNコンテスト2015エントリーページ)。

 さらに、応募した動画はあまり満足できるものではなかった。GUGENコンテストでは動画の作り方で印象が大きく変わるので上位を目指すには動画の作成は、作品に次いで重要な要素だ。

 GUGENコンテストの上位に入賞すればいろいろな景品や特典があるが、それよりも筆者はこの回路を小型のPCB(プリント基板)で実現されることを希望して応募した。それはユニバーサル基板を手作業で切って、丸穴を開け、表面実装(SMT)部品を実装するのは至難の業だからだ。5mm角程度の小さな基板にすればライトの接点にハンダ付けするだけで取り付けが可能であり、電池を使った機器で接点があれば簡単に実装ができる。

残念な結果も、可能性秘める点滅記憶回路

 GUGENコンテストの結果は残念ながら、2次審査50作品にノミネートされなかった。しかしこの回路の基板を小型化していろいろな機器に応用されることを希望する。点滅記憶回路の実装を角型の基板へ変えてみた。図5に示す。


図5 点滅記憶回路の角型基板

 ユニバーサル基板でも10mm角に実装できたので、小型の部品を使ってPCB化すれば5mm角で実現できるだろう。5mm角のサイズならいろいろな機器に取り付けることも可能だ。

 今まで多くの2端子回路を作ってきたがシリアルオシレータとシリアルタイマーの組み合わせで点滅記憶回路が実現できた。2端子回路でもっと面白い回路が作れそうだ。

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