ニュース
LabVIEWアドオンソフトウェア、11axに対応:日本NI WLAN Measurement Suite
日本ナショナルインスツルメンツは、LabVIEWアドオンソフトウェア「WLAN Measurement Suite」の新バージョンを発表した。IEEE 802.11axに対応するシステムの性能を計測できる。
1024-QAMとOFDMAに対応
日本ナショナルインスツルメンツは2016年6月、無線LAN計測用のLabVIEWアドオンソフトウェア「WLAN Measurement Suite」の最新版(早期アクセス版)を発表した。
最新版では、無線LAN規格「IEEE 802.11ax」ドラフト版(0.1版)に対応。同社のRF対応ベクトル信号トランシーバーを組み合わせることで、物理層の仕様に大きな変更があっても、IEEE 802.11axに対応するシステムの性能を計測できるという。
また、IEEE 802.11axの特徴ある、従来よりも密なサブキャリア配置、1024-QAM(直角位相振幅変調)、OFDMA(直交周波数分割多元接続)にも対応。付属のシステム開発ソフトウェア「LabVIEW」のサンプルコードを利用すれば、無線LANに関する計測を短期間で容易に自動化できる。
プラットフォームをベースとする開発手法を採用し、PXI(PCI eXtensions for Instrumentation)を使用した既存のRFテストシステムでも、ソフトウェア更新のみでIEEE 802.11ax対応デバイスのテストが可能になる。IEEE 802.11axの規格策定が進行した際にも、ソフトウェアを順次更新することで、変化に対応できるとした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- USB3.1 Type-Cの送信試験に対応したソフトウェア
キーサイト・テクノロジーは、USB3.1 Type-C仕様の送信試験に対応する「U7243B USB3.1送信評価コンプライアンス試験ソフトウェア」を発表した。USB3.1 Type-C機器のGen1/Gen2コンプライアンス試験に対応。開発コスト削減や試験プロセスの簡略化に貢献するという。 - IEEE 802.11ad特性評価用のテストソリューション
テクトロニクスは、IEEE802.11adトランスミッターPHYの特性評価/デバッグのためのテストソリューションを発表した。同社の70GHzオシロスコープ「DPO70000SX」シリーズに搭載することで、優れたEVM(Error Vector Magnitude)測定が可能になるという。 - 短期間での開発を可能にする3D TOFカメラ開発キット
東京エレクトロン デバイスは、高精細/高精度なオリジナル3次元システムを短期間で開発できる、インテリジェント3D TOFカメラ開発キットを発売した。 - LTE-Advancedの評価を可能にするソフトウェア
アンリツは、携帯端末(UE)開発向け無線通信テスタ「MT8821C」の機能を強化し、1台の無線テスタでLTE-Advanced DL CA 4CCsの評価を可能にするソフトウェアを発売した。