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車載情報通信機器向けHSD互換コネクター:日本航空電子工業 MX65シリーズ
日本航空電子工業は、欧州標準のHSDコネクターと互換性を持つ「MX65」シリーズを発表した。車載用カメラやセンサーなど、大容量の情報処理を必要とする車載情報通信機器向けで、組み立てや取り付けに配慮した形状、構造となっている。
組み立てや取り付けに配慮した形状、構造
日本航空電子工業は2018年5月、欧州標準のHSDコネクターと互換性を持つ「MX65」シリーズを発表した。車載用カメラやセンサーなど、大容量の情報処理を必要とする車載情報通信機器での利用を見込む。コネクター単品では提供せず、ケーブルハーネスとしてのみ販売する。
MX65シリーズは、車載用LVDS、USB2.0などの差動信号に対応する。極数はSTQ(シールドツイストクアッド電線)が1本の4芯と、2本の8芯、STQ1本+ディスクリート最大2本の6芯がある。使用温度範囲は−40〜105℃だ。
形状は、ソケット側ストレートタイプ、ソケット側ライトアングルタイプ、ピン側中継タイプの3種類。ソケット側のストレートとライトアングルタイプには防水タイプも用意した。
ケーブルのかみ込みやロック部の変形を防ぐため、ハウジングと一体化した両持ちバネ構造をロック部に採用。組み立て作業にも配慮し、コネクターの端面(エッジ部)を曲面形状とした。ピン側中継タイプは、ケーブルハーネスをボディーなどへ固定するためのクリップが取り付けられる構造となっている。
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