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マイコンにおける「CAN」と「USB」の失敗事例集Q&Aで学ぶマイコン講座(42)(1/4 ページ)

マイコンユーザーのさまざまな疑問に対し、マイコンメーカーのエンジニアがお答えしていく本連載。42回目は、初心者の方からよく質問される「CANとUSBの失敗事例」についてです。

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過去の質問一覧はこちら

 素朴な疑問から技術トラブルなどマイコンユーザーのあらゆる悩みに対し、マイコンメーカーのエンジニアが回答していく連載「Q&Aで学ぶマイコン講座」。

 今回は、初心者から多く寄せられる質問です。

 マイコンに搭載されているCANやUSBを使う予定です。その際に、トラブルを最小限に抑えたいと考えています。マイコンのCANやUSBを使う上で、注意すべきことや失敗事例を教えてください。

 CANやUSBの仕組みやプロトコルについては、専門書やインターネット*)で詳しく解説されているので、ここでは、マイコンに搭載されたCANやUSBを使う上で、過去に起こったトラブルや、注意したいポイントについて説明します。

  1. 最も基本的な失敗事例は、通信速度の基準となるクロックの周波数誤差が大きく、データが正常に通信できないというケースです。これはCANやUSBだけでなくUARTなどでもよく起きています。
  2. マイコンの使用方法ではありませんが、CANネットワークの終端インピーダンス(抵抗)の値を間違えるという失敗例があります。
  3. 特定のマイコンに対しての問い合わせになりますが、よく「端子の設定方法」について質問されます。これに関しては、各マイコンで設定方法が異なるため、マニュアルをよく読むか、マイコンメーカーに問い合わせるしかありません。
  4. USBに関する比較的多い問い合わせには、USBのライセンスの取得方法に関するものがあります。
  5. USBのVBUSの取り扱いに関する問い合わせもよくあります。

*)【参考記事】
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(1):CANプロトコルを理解するための基礎知識(MONOist)
車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます(2):CAN通信におけるデータ送信の仕組みとは?(MONOist)
簡素な仕様、複雑な実装:USB 3.0に潜む“わな”

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