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フィルター用途の高信頼性3相フィルムコンデンサー:TDK B3237シリーズ
TDKは、フィルター用途向けにEPCOS MKD 3相フィルムコンデンサー「B3237」シリーズを発表した。IEC 61071基準で、製品寿命は定格電圧で約10万時間、静電容量の最大低下率は初期値から3%となっている。
幅広い範囲の定格電圧をカバー
TDKは2018年7月、フィルター用途向けにEPCOS MKD 3相フィルムコンデンサー「B3237」シリーズを発表した。IEC 61071基準で、製品寿命は定格電圧で約10万時間、静電容量の最大低下率は初期値から3%となっている。産業やエネルギー用途向けのコンバーターやインバーターなど、パワーエレクトロニクス機器の出力フィルターでの利用を見込む。
B3237シリーズの定格電圧は、250〜850VRMSの幅広い範囲を10段階でカバーする。コンデンサー素子は内部で3相結線されており、静電容量範囲は、3×10μFから3×400μFだ。許容電流値は、最大60Aに設計されている。
静電容量に応じて、直径は75〜136mm、高さは163〜350mmで、底部にM12固定ボルトを持つ、強固なアルミ缶に収容する。−40〜70℃の温度範囲で動作する。
UL規格認定を取得しており、圧力式安全機構を内蔵。これにより、内部コンデンサー3個全てを給電ラインから隔離できる。
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