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車載センサー試験用のレーダーエコー発信器ローデ・シュワルツ R&S AREG100A

ローデ・シュワルツ・ジャパンは、自動車用レーダーエコー発信器「R&S AREG100A」を発表した。欧州無線機器指令で指定されている試験を、簡単かつ最適なコストで実施できる。

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欧州無線機器指令に対応

 ローデ・シュワルツ・ジャパンは2018年8月、自動車用レーダーエコー発信器「R&S AREG100A」を発表した。長距離および短距離用車載レーダーセンサーの製造試験に対応し、24GHz ISM帯域や77GHz、79GHzのEバンドのレーダーセンサーを確実にテストできる。


自動車用レーダーエコー発信器「R&S AREG100A」

 固定距離で4つまでの対象物のエコーをシミュレートし、任意に設定したドップラーオフセットにより、オブジェクトの動きをシミュレートできる。Eバンドで最大4GHzの帯域幅に対応し、例えばフロントエンドと対象物間の距離が80cmの場合は、最小距離4mでオブジェクトをシミュレート可能だ。

 欧州無線機器指令(RED)の規格「ETSI EN 303396」で指定されるテストを簡単かつ最適なコストで実行するため、IFバンドで調整した入力および出力ポートを備える。また、RF信号発生器を接続すれば、干渉信号に対するセンサーの耐性を確認可能だ。シグナルスペクトラムアナライザーでは占有帯域幅とスプリアス放射を簡単に測定でき、パワーメーターで総放射電力を正確に評価できる。

 なお、これらの機器でフロントエンドのミリ波ハードウェアを使用できるため、最大6GHzのRF信号発生器とシグナルスペクトラムアナライザー、8GHz帯域のパワーメーターがあれば、追加のミリ波計測機器は必要ない。

 同社は、R&S AREG100Aが製造試験時に高い再現性を発揮できるよう、優れた特性を備えた小型の電波暗室を提供する予定だ。

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