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新しいプレスパックIGBTモジュール用ゲートドライバ:パワー・インテグレーションズ 1SP0351
パワー・インテグレーションズは、プラグアンドプレイゲートドライバ「1SP0351」を発表した。同社のSCALE-2チップセットをベースにしており、同チップセットの高度な制御技術により、従来と比較して部品点数を85%削減できる。
パワー・インテグレーションズは2020年3月、プラグアンドプレイゲートドライバ「1SP0351」を発表した。同社のSCALE-2チップセットをベースにし、4500VのプレスパックIGBT(PPI)モジュール向けに設計されている。HVDC VSCやSTATCOM/FACTS、中電圧ドライブなどでの用途を見込む。
1SP0351は、ダイナミックアドバンストアクティブクランプやアクティブミラークランプを搭載している。DC-DCコンバーターを内蔵し、短絡保護やDC-DC過負荷監視および電源電圧監視機能を備える。SCALE-2チップセットの高度な制御技術により、従来のソリューションと比較して部品点数を85%削減できる。
プラグアンドプレイ機能を搭載
また、プラグアンドプレイ機能を搭載。これにより、システムの試運転が容易になり、取り付け後すぐに稼働できる。電源プラグにはシンプルな2ピンを採用し、堅牢性を高めるため樹脂コーティングが施されている。
IEC規格「IEC 61800-5-1」に準拠しており、沿面距離および空間距離に関する仕様に適合する。単価は1000個単位の注文の場合、214.20米ドルとなる。
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