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SMARCモジュール仕様リビジョン2.1をリリースADLINK SMARCモジュールリビジョン2.1

ADLINK Technologyは、「SMARCモジュールリビジョン2.1」を発表した。マルチカメラ対応やイーサネットポートの追加、2.0仕様で割り当て済みのエッジコネクターピンに影響しない機能を追加した。

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 ADLINK Technologyは2020年4月、「SMARC(Smart Mobility ARChitecture)モジュール・リビジョン2.1」を発表した。2.0仕様と完全下位互換性を持ち、マルチカメラ対応やイーサネットポートの追加、2.0仕様で割り当て済みのエッジコネクターピンに影響しない機能を追加した。


「SMARCモジュールリビジョン2.1」適用イメージ

最大4つのCSI MIPIカメラ入力に対応

 SMARCは、低電力、低コスト、高性能を必要とするアプリケーションを対象にした、多目的な小型フォームファクターのコンピュータオンモジュール規格。今回の改訂では、最大4つのCSI MIPIカメラ入力に対応した。3、4番目のカメラポートは、FFCフィーチャーコネクターで接続できる。AI(人工知能)を搭載したロボット車両や自動運転において、マルチカメラを使った360度の状況認識を可能にする。

 3、4番目のPCIe x1インタフェースは、SERDES信号の多重化によってイーサネットポートを2つ追加できる。これにより、モジュールで最大4つのGbEイーサネットポートが使用可能になる。

 また、2つのGPIOピンの追加や、PCIeクロック要求信号に対する細かな事項にも対応した。全てのピンのパワードメインやPU/PDステータス情報を提供するため、キャリアボード設計が簡素化し、異なるモジュールと設計ベンダー間の相互運用性が向上する。

 今回の仕様更新により、産業用組み込み市場において、スケーラブル、低電力、シリコンに依存しないAIoM(AI on Module)ソリューションの標準仕様になるとしている。

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