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変換効率97%、48Vから12Vに変換する非絶縁型DC-DCコンバーターVicor DCM3717

Vicorは、48Vから12Vに電圧変換する非絶縁型DC-DCコンバーター「DCM3717」の販売を開始した。データセンターや自動車、産業機器向けに開発され、入力電圧範囲40〜60Vを安定化された出力電圧12Vに変換する。

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 Vicor(バイコー)は2020年5月、48Vから12Vに電圧変換する非絶縁型DC-DCコンバーター「DCM3717」を発売した。データセンターや自動車、産業機器向けに開発されたもので、入力電圧範囲40〜60Vを安定化された出力電圧12V(可変範囲:10.0〜13.5V)に変換する。


非絶縁型DC-DCコンバーター「DCM3717」

車載用48V標準規格「LV148」に準拠

 同製品は、電気自動車やハイブリッド車に求められる車載用48V標準規格「LV148」に準拠している。最大変換効率は97%、最大出力は750Wで、パッケージは37×17×7.4mmのSM-ChiP(Surface-Mount Converter housed in Package)を採用した。

 また、オープンコンピュートプロジェクト(Open Compute Project)で規定された「Open Rack Standard V2.2」では、サーババックプレーン構成が48V配電になっている。DCM3717は、48Vを安定化された12Vに変換し、下流にある従来の12V入力マルチフェーズPOLコンバーターに給電する。

 他に同社では、12Vを安定化する必要がない用途向けに、固定の電圧変換比率で48Vから12Vに変換する「NBM2317」も販売している。NBM2317のパッケージもSM-ChiPで、サイズは23×17×7.4mm。CM3717の体積の69%とさらに小型になっている。NBM2317の最大出力は800W、最大変換効率は97.9%だ。

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