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さまざまな時間測定器やユニバーサルカウンターの測定項目ユニバーサルカウンターの基礎知識(1)(7/8 ページ)

ユニバーサルカウンターについて解説する第1回。今回は、「カウンターが普及するまでに使われていた時間測定器」「カウンターが登場して以降の主な時間測定器」「ユニバーサルカウンターの主な測定項目」について説明する。

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ユニバーサルカウンターの主な測定項目

 多くの測定機能があるユニバーサルカウンターは現在最も広く使われている時間測定器である。ここではユニバーサルカウンターが持つ測定機能について解説する。

周波数

 設定したゲート時間内で入力された信号の平均周波数をHz単位で表示する。測定できる周波数の範囲はA/B入力とC入力では異なるので、用途に合わせて入力を選択する。

 大きくひずんだ波形や間欠的に発信する信号の周波数はカウンターでは正しく測定できない場合があるので、測定する前にオシロスコープで信号の波形を確認する必要がある。

周期

 周波数の逆数であり、秒単位で表示する。下記には1秒間に50周期ある50Hz交流電源の周波数と周期の関係を示す。


図18:100V、50Hz交流電源波形の周波数と周期の関係

デューティ比

 パルス波形の周期とOFF(ゼロ)でない期間の比である。パルス幅で制御情報や測定値を伝送する場合があるため、デューティ測定が必要となる。単位はなく%で表示される。例えばLED照明の輝度はデューティ比を変化させて行っているので、制御特性を評価する際に使われる。


図19:デューティ比の定義

パルス幅

 パルス波の立ち上がりから立ち下りまで、もしくは立ち下りから立ち上りまでの時間をパルス幅という。単位は秒となる。


図20:パルス幅の定義

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