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さまざまな時間測定器やユニバーサルカウンターの測定項目ユニバーサルカウンターの基礎知識(1)(8/8 ページ)

ユニバーサルカウンターについて解説する第1回。今回は、「カウンターが普及するまでに使われていた時間測定器」「カウンターが登場して以降の主な時間測定器」「ユニバーサルカウンターの主な測定項目」について説明する。

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タイムインターバル

 A入力の指定された信号の変化の方向(スロープ)からB入力の指定された信号の変化の方向までの時間を測定する。単位は秒となる。タイムインターバル測定では2つの入力を使うため、それぞれのケーブルによる遅延の差が影響する。そのため、正しい測定をするには同じ長さのケーブルを使う必要がある。


図21:タイムインターバル時間の定義

周波数比

 2つの入力を使って一方に入力される信号の周波数と他方に入力される信号の周波数の比を%で示す。分周回路や逓倍回路が正しく動作しているかを評価するために使われる。

音階と周波数比

 ピアノの鍵盤のドから次のドまでの周波数は2倍になっている。半音上がるたびに、周波数は2の(1/12)乗倍 = 約1.059倍ずつ高くなるように音階は作られている。


図22:ピアノの鍵盤と周波数の関係

位相

 2つの端子に入力された同じ周波数の信号の位相差を度(degree)で示す。


図23:位相の定義

加算係数(カウント)

 時間測定ではないが、カウンターの機能を使って、リセットしてから入力される信号のパルス数を数える機能である。精度の高い容積式流量計で積算流量を測るときに使われる。


転載元「TechEyesOnline」紹介

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