ニュース
帯域400MHz、電圧範囲2kVの高電圧差動プローブ:テレダイン・レクロイ HVD3220
テレダイン・レクロイは、400MHz帯域、電圧範囲2kVの高電圧差動プローブ「HVD3220」を発表した。最高0.35%のゲイン精度と優れたCMMRを備え、高速動作するパワーエレクトロニクスの測定に適している。
テレダイン・レクロイは2021年1月、400MHz帯域、電圧範囲2kVの高電圧差動プローブ「HVD3220」を発表した。高速動作するパワーエレクトロニクスの測定に適している。
低ノイズ性能で、ゲイン精度は最大0.35%
周波数帯域は400MHzで、電圧範囲は差動およびコモンモード共に2000V(DC+ピークAC)。ゲイン精度は最大0.35%で、低ノイズプローブと高オフセット性能を組み合わせた高いCMMR(同相除去比)を備える。測定電圧に応じて、減衰率を50:1、100:1、250:1、500:1から選択できる。
AutoZero機能を搭載し、オフセットドリフトの校正が可能。ProBusインタフェースにより、外部電源を不要にした。オシロスコープとの互換性も高い。1500VDC CATIIIおよび2000V(DC+ピークAC)CATI定格に対応する。
SiC(炭化ケイ素)やGaN(窒化ガリウム)などの次世代半導体を用いた高速コンバーター、ハイパワーのインバーターの測定に対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 光アイソレーション型オシロスコープ用プローブ
テクトロニクスは、第2世代のIsoVu光アイソレーション型オシロスコープ用プローブ「TIVP」シリーズを発表した。インバーターやモータードライブなどパワーシステム設計における絶縁測定に適する。 - 最大10GHz帯域で4〜8チャンネルに対応オシロスコープ
テクトロニクスは、4、6、8チャンネルに対応した最大10GHz帯域のオシロスコープ「6シリーズB MSO」を発表した。最大で50ギガサンプル/秒のサンプルレートを有しており、高性能設計の信号を測定できる。 - 入門者向けデジタルオシロスコープ
テクトロニクスは、デジタルオシロスコープの新製品「TBS1000C」シリーズを発表した。操作性に配慮し、教育支援ツールを多数搭載する同製品は、入門機としてベンチ作業から教育現場まで利用できる。 - 電力計の測定事例と校正
電力計の基礎知識を解説する連載3回目。最終回の今回は、「電力計の測定事例」「電力計の校正」について説明する。 - 逆潮流やマルチ相対応のプログラマブル交流電源
エヌエフ回路設計ブロックは、プログラマブル交流電源「DP」シリーズとして、大容量交流電源5機種を発売した。回生、逆潮流対応製品や、マルチ相対応製品などをラインアップしている。 - 32チャンネルのPXI絶縁型熱電対シミュレーター
ピカリング インターフェースは、熱電対シミュレーション用モジュール「41-761」を発表した。1つのPXIスロットで最大32個の独立絶縁チャンネルに対応し、±20mV、±50mV、±100mVの電圧範囲をカバーする。