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5Gミリ波の温度試験対応チャンバー:アンリツ Temperature Testing Option MA8172A-010
アンリツは、5Gミリ波の温度試験に対応した「CATR Anechoic Chamber MA8172A」のアップグレードオプション「Temperature Testing Option MA8172A-010」を発売した。
アンリツは2021年2月、5Gミリ波の温度試験に対応した「CATR Anechoic Chamber MA8172A」のアップグレードオプション「Temperature Testing Option MA8172A-010」を開発し、販売を開始した。
MA8172Aは、3GPP規格に準拠したCATR(Compact Antenna Test Range)方式により、5Gのミリ波試験に対応したチャンバーだ。今回のアップグレードにより、エアコンなどを用いて−10〜+55℃の温度試験を実施可能になった。
低温、常温、高温での連続試験も可能
同社の5G研究開発用テスター「Radio Communication Test Station MT8000A」や5G認証試験用システム「New Radio RF Conformance Test System ME7873NR」と併用することで、低温および高温環境下での5Gミリ波端末のRF特性を調べられる。
低温、常温、高温での連続試験も可能となっており、5Gミリ波試験の効率化に寄与する。アップグレードしたチャンバーを新たに購入できるほか、既に購入したチャンバーのアップグレードにも対応した。
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