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車用エンジンの振動に耐える高電圧コネクターTE Connectivity IPT-HD パワーボルト高電圧コネクター

TE Connectivityは、大電流、高振動の車載環境に適した「IPT-HD パワーボルト高電圧コネクター」を発表した。EMC性能と組み立て効率を強化し、車両用モーターコントロールユニット、E-Axle、電気モーターに適する。

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 TE Connectivityは2021年6月、大電流、高振動の車載環境に適した「IPT-HD パワーボルト高電圧コネクター」を発表した。EMC性能と組み立て効率を強化し、ハイブリッド車や電気自動車など、過酷な環境下で動作するMCU(モーターコントロールユニット)、E-Axle、電気モーターでの利用を見込む。

接触抵抗を抑える新シールドを採用


車載向け「IPT-HD パワーボルト高電圧コネクター」

 新規のシールド設計を採用したことで、電線断面に低接触抵抗と高密度を与え、激しいエンジンの振動にさらされても使用可能できる。振動レベルは、ISO 16750-3、LV214-S4、USCAR V3に準拠する。

 対応する電線断面積は、50mm2または70mm2で、今後、95mm2対応品も追加する予定だ。また、従来の一体型ワイヤハーネスアセンブリと、簡単な取り付け穴の機械加工プロセスに加えて、個別の単一ワイヤハーネスも利用可能で、組み立て方法を柔軟に選択できる。

 −40〜+125℃の温度範囲で動作し、電圧範囲は1000V、電流容量は最大300A。単極、2極、3極品をラインアップしている。バス、トラック、農業用車両、建設用車両、乗用車など幅広い用途に適している。

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