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電圧電流の高精度計測向けプログラマブルDC電源アドバンスドエナジー iLS600、iLS600-R、iLS1500

アドバンスドエナジーは、プログラマブルDC電源の新製品「iLS」シリーズを発売した。電圧および電流の高精度計測向けに12ビットD-A、A-Dコンバーターを組み込んでおり、デジタルロータリー制御で出力電圧、電流を迅速に調整できる。

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 アドバンスドエナジーは2021年8月、小型フットプリントで高い電力密度を備える、プログラマブルDC電源「iLS」シリーズを発売した。最大600Wの単出力品「iLS600」「iLS600-R」と最大1500Wの単出力品「iLS1500」をラインアップにそろえる。


プログラマブルDC電源「iLS」シリーズ。左から「iLS600」「iLS600-R」「iLS1500」

 iLSシリーズは、電圧および電流の高精度計測向けに、12ビットD-A、A-Dコンバーターを組み込んでいる。また、デジタルロータリー制御により、出力電圧や電流の迅速な調整、微調整が可能だ。

リモート制御、アナログ制御入力を搭載

 3製品とも、USBやイーサネットを介したリモート制御、アナログ制御入力を、フロントポート(iLS600)あるいはリアポート (iLS600-R、iLS1500)に搭載する。また、ワイヤレスリモートセンシングを用いた負荷側のDC電圧レギュレーションにより、配線を追加することなくノイズを削減できる。

 30〜400Vの範囲で、出力電圧が異なる5機種をそれぞれ用意する。出力電流範囲はiLS600、iLS600-Rが2.5〜33A、iLS1500が5〜70Aとなっている。直列運転と並列運転の双方に対応する。

 過電流および出力過電圧からの保護機能を備えており、「UL 60950-1」「UL 62368-1」「CAN/CSA C22.2 No.62368-1」といった製品安全規格に準拠する。加えて、他のデバイスとの相互運用に向けてLXI認証も取得したほか、LabViewドライバにも対応している。なお、ベンチトップ、ラックマウントの両方に使用できる。

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