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SoCテストシステム用小型テストステーション:アドバンテスト EXA Scale EX
アドバンテストは、小型のテストステーション「EXA Scale EX」を発表した。限られたスペースにも設置可能で、半導体の量産工場をはじめ、スタートアップやデザインハウスといった環境にも適する。
アドバンテストは2022年5月、同社のSoC(System on Chip)テストシステム「V93000」用の小型テストステーション「EXA Scale EX」を発表した。既にパイロットカスタマーに納入し、他の顧客も導入を開始している。
EXA Scale EXは、小型で3スロットのテストヘッドを備え、限られたスペースへ設置できる。半導体の量産工場に加えて、スタートアップやデザインハウスといった環境にも適する。
既存の開発スペースでテスト能力が4倍向上
同社のテストハンドラ「M4171」と組み合わせることで、既存のフロア面積のままでテスト能力を4倍に向上できる。また、遠隔操作や試験温度制御にも対応可能となるほか、テストハンドラにカメラを搭載すれば、リモートでテストセルの動作を監視できる。
V93000と同一の機器(DUTボード、デジタルチャンネルカード、デバイス電源など)やソフトウェアを採用。エンジニアは、新たに開発したテスト手法やテストボード、プログラム、治具といったテストコンテンツをシームレスに量産環境に移行できるため、新製品を市場投入するまでの期間を短縮する。
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