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デジタルマルチメーターをシステムで使う初めて使うデジタルマルチメーター(5)(2/6 ページ)

デジタルマルチメーターの基礎的な使い方について解説する本連載。最終回の今回は、測定システムにデジタルマルチメーターを組み込む場合に知っておかなければならない事項や周辺アクセサリーについて説明する。

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外部トリガー機能の設定

 前面パネルにある「Acquire」キーを押すと、下図の画面が表示されてトリガー条件が設定できるようになる。

 34461Aが持つ多くのトリガー機能のうち、基本的な操作についてのみ説明する。

<strong>図2:34461Aでのトリガー設定の初期画面</strong>
図2:34461Aでのトリガー設定の初期画面[クリックで拡大]

 最初にトリガーの種類を選択する。34461Aには下記の3つのトリガーが用意されている。

  • Auto

デジタルマルチメーターは、1つの測定が完了するとすぐに新しいトリガーを自動的に発生させて測定を継続させる。一般的な使い方ではAutoを選択する。

  • Single

デジタルマルチメーターの前面パネルの「Single」キーが押されるたびに、トリガーを1つ発生させて測定を行う。

  • Ext

指定されたトリガースロープの信号が背面パネルにある「Ext Trig」コネクターに入力されるたびに、デジタルマルチメーターは測定を実行する。

 表示画面にある「Trg Src」キーを押すと、トリガーの種類を選択できる。外部トリガーを設定した時は、下図に示すようにトリガー信号のスロープを「立ち上がり」か「立ち下がり」から選択できるようになっている。

<strong>図3:34461Aでの外部トリガー(Ext)の設定画面</strong>
図3:34461Aでの外部トリガー(Ext)の設定画面[クリックで拡大]

 この設定の状態で、外部制御信号によってデジタルマルチメーターにトリガーを与えて1回の測定ができる。1回のトリガーで複数回の測定をする場合は、「Samples/Trigger」のキーを選択して回数を入力する。

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