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1、2、4チャンネルの車載用ハイサイドスイッチSTマイクロ VIPower M0-9ハイサイドスイッチ

STマイクロエレクトロニクスは、車載用ハイサイドスイッチ全11製品を発表した。独自の「VIPower M0-9」技術を採用し、小型ダイに各機能を集積することで、高電流かつ高効率とした。

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 STマイクロエレクトロニクスは2023年2月、車載用ハイサイドスイッチ全11種を発表した。1チャンネルの「VN9004AJ」「VN9006AJ」「VN9008AJ」「VN9012AJ」「VN9016AJ」、2チャンネルの「VND9008AJ」「VND9012AJ」「VND9016AJ」「VND9025AJ」、4チャンネルの「VNQ9025AJ」「VNQ9080AJ」を用意し、量産および販売を開始した。

「VIPower M0-9」技術採用の車載用ハイサイドスイッチ
「VIPower M0-9」技術採用の車載用ハイサイドスイッチ 出所:STマイクロエレクトロニクス

 同社独自の「VIPower M0-9」技術を採用し、小型ダイに各機能を集積することで、高電流かつ高効率とした。最大35Vのロードダンプ保護や負荷電流制限、高速サーマルトランジェントの制限などの保護機能を搭載している。

 また、ドライバーの応答を故障状態に応じて設定できるリセット制御を備える。セルフターンオン機能によるバッテリー逆接保護機能を内蔵し、動作可能なレベルまで基板の電力ロスを制限する。

負荷電流検出などの診断機能を搭載

 負荷電流検出などの診断機能も搭載していて、LEDストリングの断線などの負荷の動作不良や過負荷、VCC短絡、グランド短絡、オフ時のオープンロードなどの検出に対応する。ドライバーのオンとオフに関係なく、全ての診断機能が動作を続けるため、負荷が供給されていない状態でも故障の検出が可能だ。

 パッケージには、6.0mm×4.9mm×1.7mmのPowerSSO-16を採用した。前世代品の「M0-7」ファミリーとは、ピン配置互換性を有する。1000個購入時の単価例は、VN9004AJが約1.33米ドル、VN9008AJが約0.95米ドル、VNQ9080AJが約0.97米ドルとなっている。

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