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最大48Gビット/秒に対応、自動高度ケーブルテスター:テレダイン RapidWave4000
テレダイン・レクロイは、自動高度ケーブルテスター「RapidWave4000」を発表した。USB Type-CやHDMI 2.1、最大48Gビット/秒の転送速度を備えるケーブルの製造テスト要件に対応している。
テレダイン・レクロイは2023年6月、自動高度ケーブルテスター「RapidWave4000」を発表した。電気的、シグナルインテグリティのテストを迅速に実行し、初期投資と運用コストを低減できる。
USB Type-C、HDMI 2.1などの高速ケーブルに対応
RapidWave4000は、USB Type-CやHDMI 2.1、最大48Gビット/秒の転送速度を備えるケーブルの製造テスト要件に対応する。USB Type-Cケーブルは、USB 4、USB 3.2、DisplayPort 2.0、Thunderbolt 3、Thunderbolt 4規格によるデータ転送をサポートしている。
プロダクションモジュールは、導通や静止電流、DC抵抗、USB Type-Cケーブル用のEマーカー読み出しなどの製造テスト、シグナルインテグリティ挿入損失テストを迅速に実行できる。
また、アドバンストシグナルインテグリティモジュールは、インピーダンスプロファイルやクロストーク、ペア内およびペア間のスキューをテストし、高解像度の挿入損失とアイパターンを提供する。
価格は、アドバンストケーブルテスターシャーシ(4スロット)仕様の「T3RapidWave4000i」が93万円(税別)。また、テストごとに料金を支払う「pay-per-test」オプションも提供し、同オプションを適用した場合の価格は63万円(税別)からとなる。
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