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自己保護MOSFET内蔵5Vロードスイッチ:Nexperia NPS4053
Nexperiaは、5Vロードスイッチ「NPS4053」を発表した。自己保護MOSFETを搭載していて、負荷への電力の流れを管理できる。プログラム可能な電流制限回路も内蔵している。
Nexperiaは2023年8月、5Vロードスイッチ「NPS4053」を発表した。ディスクリート部品で構成される同等のネットワークよりも、PCBフットプリントを85%低減できる。
電流制限回路を内蔵
同製品は、55mΩの自己保護MOSFETを搭載していて、負荷への電力の流れを管理できる。入力電圧は2.5〜5.5V。プログラム可能な電流制限回路を内蔵し、110mA〜2.5Aの範囲において、±6%の精度で負荷電流をコントロールできる。逆電流防止機能や、障害発生時にホストコントローラーに警告を通知する障害インジケーターピンも備えた。
電子機器向け安全規格「UL 62368」などの認証を取得。また、車載向け電子部品規格「AEC-Q100」の準拠版も提供している。
リード付きパッケージとリードレスパッケージ(HWSON 6)の双方を提供する。ラップトップPCやデスクトップPC、車載インフォテインメントシステム、ドッキングステーションなどでの用途に適する。
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