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入力電圧3.3〜40Vに対応する車載/産業向けLDOレギュレーター静止時電流は無負荷時で2μA

STマイクロエレクトロニクスは、車載および産業向け低ドロップアウト(LDO)レギュレーター「LDH40」「LDQ40」を発表した。3.3〜40Vの広い入力電圧に対応し、低静止電流を特徴としている。

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 STマイクロエレクトロニクスは2024年4月、車載および産業向け低ドロップアウト(LDO)レギュレーター「LDH40」「LDQ40」を発表した。1000個購入時の単価は、車載向け製品が約0.47米ドル(約71円)、産業向けのLDQ40は約0.40米ドル(約60円)となる。両製品とも無償サンプルを提供している。

低ドロップアウトレギュレーター「LDH40」「LDQ40」
低ドロップアウトレギュレーター「LDH40」「LDQ40」 出所:STマイクロエレクトロニクス

 LDH40は、最大200mAの電流を供給可能で、1.2〜22V可変出力電圧バージョンのみを提供する。LDQ40は、最大250mAの電流を供給し、1.2〜12V可変出力電圧バージョンと、1.8V、2.5V、3.3V、5.0Vの固定出力電圧バージョンを用意する。

3.3〜40Vの入力電圧に対応

 LDH40、LDQ40ともに、静止時電流は無負荷時で2μA、ロジック制御によるシャットダウンモード時は300nAと低く、常時オンのスタンバイ状態でシステムのバッテリー電力を削減できる。入力電圧は3.3〜40Vに対応する。内部電流制限、過熱保護、ソフトスタート、出力のアクティブ放電などのシステム保護やマネジメント機能も搭載する。LDQ40は、短絡保護機能も備えた。

 車載向け製品はAEC-Q100に準拠し、ウェッタブルフランク構造を採用した2×2mmのDFN6Lパッケージで提供する。自動車の12Vバスに接続して最大40Vの過渡電圧にも耐えることができ、インフォテインメントシステムや計器クラスタ、高度運転支援システム(ADAS)に電力を供給する。静止電流とスタンバイ電流が低く、電気自動車での使用に適している。

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