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12kVのDC耐電圧試験/DC5kVの絶縁抵抗試験に対応の安全試験器:テクシオ・テクノロジー GPT-15012
テクシオ・テクノロジーは、最大12kVのDC耐電圧試験、最大DC5kVの絶縁抵抗試験が可能な安全試験器「GPT-15012」の受注を開始した。電圧の上昇、下降時間をそれぞれ独立して設定でき、開始電圧の設定も可能だ。
テクシオ・テクノロジーは2024年9月、最大12kVのDC耐電圧試験、最大DC5kVの絶縁抵抗試験が可能な安全試験器「GPT-15012」の受注を開始すると発表した。メーカー希望価格は88万円(税別)だ。
電圧上昇、電圧降下時間を独立設定可能
リアパネルにもテスト端子が装備されているため安全性が高く、ラックなどの試験装置への組み込みにも適している。100個の単独試験設定が保存でき、10個の単独試験を順次実行することで自動試験が可能になる。
インタフェースはUSB、RS-232Cを標準で搭載し、オプションとしてGP-IBまたはLANに対応。太陽光パネルや半導体など高電圧が必要な安全試験に対応する。
電圧の上昇、下降時間をそれぞれ独立して設定でき、開始電圧も設定できる。さらに、被測定物のテスト結果をトレースグラフに表示するスイープ機能を搭載しているため、高価なプローブが必要なく、特性に影響しないデータが確認できる。
主な仕様は、DC耐電圧が0.050〜12kV、絶縁抵抗(DC)が0.050〜5kV、最短測定時間は0.3秒。サイズは380×148×492mm、7インチカラーディスプレイを搭載し、重量は約9.8kg。
オプションとして、GP-IBカード「OPT01-GP-PT10K」を3万9000円で、LANカード「OPT02-LAN-PT10K」を3万6000円で用意する(各税別)。
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