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漏れ電流を従来比99%低減する車載機器向けSBD新電元工業 SLSBDシリーズ

新電元工業は、車載機器向けショットキーバリアダイオード「SLSBD」シリーズのラインアップを拡充した。漏れ電流を従来比99%低減し、熱暴走を抑制することで、車載ECUの低損失化、小型化に貢献する。

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 新電元工業は2024年10月、車載機器向けショットキーバリアダイオード「SLSBD」シリーズのラインアップ拡充を発表した。従来品「S」シリーズに比べ、漏れ電流を約99%低減し、熱暴走を抑制することで、車載ECUの低損失化、小型化に貢献する。


車載機器向けショットキーバリアダイオード「SLSBD」シリーズ 出所:新電元工業

低ノイズ化のニーズにも対応

 従来のSLSBDシリーズ「SG20TC15M」や200V耐圧ファストリカバリーダイオード「SG20LC20USM」と比較し、ソフトリカバリー特性において、IRPを20%低減、VRPを40%低減。低ノイズ化のニーズに対応した。

 接合部温度は−55〜+175℃、ピーク繰り返し逆電圧は45〜150V、平均順電流は3または5A、サージ順電流は80〜100A。順電圧は0.74〜0.88V、逆電流は8または15μA。小型、薄型のSC-110(CE)パッケージを採用する。

 主な用途として、車載ECU、産業機器の制御用電源などを見込む。

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