99%のリアルタイム信号捕捉、ローデの新オシロスコープ:MXOテクノロジーを継承
ローデ・シュワルツは、4チャンネルおよび8チャンネルのオシロスコープ「MXO 3」シリーズを発表した。上位機種で採用した「MXOテクノロジー」を継承し、最大99%のリアルタイム信号捕捉機能を標準搭載する。
ローデ・シュワルツは2025年10月、4チャンネルおよび8チャンネルのオシロスコープ「MXO 3」シリーズを発表した。価格は、4チャンネルモデルが101万2000円から、8チャンネルモデルが236万3000円から。大型の高価格帯モデルで提供していた「MXOテクノロジー」を、小型の筐体かつ手頃な価格で利用できる。
同シリーズでは、上位機種「MXO 4」「MXO 5」「MXO 5C」で採用したMXOテクノロジーを継承。最大99%のリアルタイム信号捕捉機能を標準搭載し、競合製品比で最大50倍の性能を発揮する。
同社が開発したASIC技術「MXO-EP」を活用していて、450万波形/秒の更新レートで詳細な信号、散発的なイベントをすぐに検出する。ゾーントリガーで1秒間に60万イベントを処理するほか、最大で5万回のFFT演算、1秒間に60万回の演算処理が可能だ。
垂直分解能が最大18ビットのHDモードを搭載
全てのサンプリングレートにおいて、ハードウェアとして12ビットの垂直分解能を確保した。ノイズを抑えるHDモードでは最大18ビットになっていて、微小信号を詳細に観測できる。
筐体は約4kgと軽量で、ラック5Uサイズに収まるコンパクト設計を採用。11.6インチのフルHDタッチスクリーンを搭載し、静音性にも優れる。VESAマウントに対応で、設置の柔軟性も確保した。
帯域幅は100MHzから1GHzまで5種類をラインアップにそろえた。ミックスドシグナル(MSO)機能や任意波形発生器、各種バスプロトコル解析などの拡張オプションも用意している。
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