ニュース
スマートな過負荷制御を備えたローサイド電源スイッチ、ST:産業機器向け
STMicroelectronicsは、突入電流と電流制限を設定可能なスマート過負荷保護機能を備えるローサイドスイッチを発表した。産業機器向けに高い安全性を提供する。
STMicroelectronics(以下、ST)のセーフティスイッチ製品群に加わった「IPS1050LQ」は、スマートな過負荷保護機能を備えたローサイドスイッチだ。突入電流と電流制限を設定可能で、3本のピンによってスタティックモードとダイナミックモードの選択および動作電流制限の設定を行う。ダイナミックモードでは、コンデンサーを接続することで最大25Aの初期突入電流を許容し、その後、段階的に設定した制限値まで電流を低減する。
IPS1050LQの出力段は最大65Vに対応。PLCやCNCマシンといった産業機器に適している。オン抵抗は標準で25mΩと低く、抵抗性、容量性、誘導性のいずれの負荷に対してもエネルギー効率の高いスイッチングを実現する。ターンオフ時にはアクティブクランプによって誘導性負荷の高速な減磁が可能だ。安全機能として、低電圧、過電圧、過負荷、短絡、グラウンド切断、VCC切断に対する保護に加え、温度保護を提供する過温度インジケーターピンを備えている。
IPS1050LQは量産中で、6×6mmのQFN32Lパッケージで提供される。1000個購入時の単価は2.19米ドルから。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
容量性負荷を柔軟に駆動、デュアルハイサイドスイッチ
STマイクロエレクトロニクスは、デュアルハイサイドスイッチ「IPS2050H」「IPS2050H-32」を発表した。プログラマブルな電流制限値を2つ備えており、柔軟な容量性負荷の駆動が可能だ。
過電流や短絡電流の対策に使える電流クランプ回路
オペアンプICに個別トランジスタを“ちょい足し”して性能を高めたり機能を拡充したりできる定番回路集。今回は、トランジスタとダイオード、抵抗を使った電流クランプ回路を紹介します。
グロープラグ制御などの用途に最適なIPS、電流検出比は最大で8800:1
整流回路の突入電流を簡単な部品で制限
簡単な部品で構成した突入電流制限回路を紹介する。
保護回路付きのハイサイド・ドライバー
ハイサイド・ドライバーは、片側を接地したソレノイド型コイルなどの負荷を駆動するために用いられている。そのようなドライバーでは、故障を避けるために短絡保護が必要だ。そこで小さな回路面積で、反応の早い保護回路付きハイサイド・ドライバー回路を紹介する。
負性抵抗でオペアンプの負荷を打ち消す
高精度のオペアンプは、高い開ループ利得、低いオフセット電圧/電流、低い電圧/電流雑音、低いひずみを実現している。しかし、すべての仕様を高い精度に維持したままで、高い出力電流を供給するのは難しい。これを解決する方法の1つは、負荷を打ち消すことだ。
