15W DC-DCコンバーター「HRF15」のデジタル版、XP Power:PMBusで出力電圧と電流をプログラミング可能
XP Powerは、I2C経由のPMBusによる出力電圧と電流のプログラミングが可能な15W DC/DCコンバーター「HRF15」シリーズのデジタル版を発表した。
XP Powerは、I2C経由のPMBusによる出力電圧および電流のプログラミングが可能な、15W DC-DCコンバーター「HRF15」シリーズのデジタルバージョンを発表した。これらの新機能は、質量分析、走査型電子顕微鏡、半導体検査および分析研究向けの透過型電子顕微鏡など、高精度機器において高まりつつある自動化および遠隔制御のニーズに対応するものだ。
2025年初頭に発売された高精度アナログ版と比べ、HRF15 DC-DCコンバーターのデジタルインタフェースは統合を容易にし、グラフィカルユーザーインタフェース(GPU)によってセットアップ時間を短縮するとともに、製品開発の加速を実現する。高度な監視およびプログラミング機能によって、信頼性も向上する。
その他の主な特長として、システムの健全性や性能を可視化する電源ステータスフラグを備えていて、稼働時間を向上させるとともに、感度の高い機器を保護する。また、データロギングおよびリアルタイム診断機能によって複雑な内部データを実用的な情報へと変換。ユーザーが迅速かつ十分な情報に基づいた判断を下せるようにすることで、運用コストの低減とアプリケーションの安全性向上を可能にする。さらに、複数ユニットの同期によって、スケーラブルな電源アーキテクチャを実現する。
ノイズに敏感な用途に適したHRF15シリーズは、0.001%(10ppm)までの極めて低いリップルを特長とし、高性能が求められる用途に適している。時間経過に対する安定性は10ppm/時と高く、感度の高いプロセスにおいて一貫性と再現性を提供。負荷変動や入力電圧の変動がある用途でも、0.001%までの負荷変動率およびラインレギュレーションにより高い性能を発揮する。また、温度係数は25ppm/℃と低く、環境による性能への影響を最小限に抑えるとしている。
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