ニュース
100MHz〜1GHzをカバーするガリウムヒ素RFパワーアンプ、Qorvo:GSM/FM/UHF用途に対応
QorvoのQPA9510は、100MHz〜1GHzをカバーするガリウムヒ素(GaAs)採用RFパワーアンプを投入した。高出力と高効率を両立し、携帯端末や無線機器の最終段用途に適するとしている。
ガリウムヒ素(GaAs)プロセスで製造されたQorvoのRFパワーアンプ「QPA9510」は、100MHz〜1GHzの周波数範囲をカバーする。P1dB出力は+35dBmで、最大34dBの利得を提供し、70dB範囲にわたるオンチップのアナログ利得制御を備えている。
QPA9510は、900MHz帯のGSM携帯電話における最終段RFアンプとして機能するほか、FMおよびUHF用途にも適している。動作範囲内の任意のサブバンドにチューニング可能で、効率は55%に達し、携帯型無線機やIoTデバイスのバッテリー寿命を延ばす。電源は単一の+2.8V〜+3.6Vで動作する。
Qorvoの低雑音アンプ、デジタルステップアッテネーター、RFスイッチと組み合わせることで、QPA9510は線形通信システムにおける効率的な送受信チェーン向けに、完全なRFフロントエンド設計を可能にする。コンパクトな3×3mmのQFNパッケージに収めらていて、製品ファミリー間で再利用可能なピン互換設計も特徴である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
5G mMIMO向けプリドライバーアンプ ピーク電力は+29dBm
Qorvoは、3.5GHzで39dBの利得を有する、5G Massive-MIMO(mMIMO)向けプリドライバー「QPA9822」を発表した。ピーク電力は+29dBmで、5Gの展開に重要となるn77バンドや全地域の主要バンドでのmMIMO応用に活用できる。
高帯域通信システム用RFアナログ可変利得アンプ
IDTは2017年5月、次世代の高帯域幅通信システム向けに、広範囲な利得に対して高い直線性を維持するRFアナログ可変利得アンプ「F2480」を発表した。
LTE基地局向け高利得/高線形性パワーアンプ、利得は33.4dB
アバゴ・テクノロジーの「MGA-43128」は、同社独自の0.25μm p型HEMTプロセスを採用することで、高利得と高線形性を実現した。利得は33.4dB、変調精度(EVM)が2.5%のときの線形出力は29.1dBmである。
無線システムの通信距離を確保する
最新の無線通信規格を採用した機器を開発する場合、通信距離を確保するためには、送信器と受信器の末端部分に当たるRFフロントエンドの設計が重要となる。本稿では、まず、RF回路の設計に必要となる基礎知識についてまとめる。その上で、通信距離を確保するための設計上のポイントや、RFフロントエンドICの最新動向などを紹介する。
機能を統合し基板面積を半減できるRF MCM
Qorvoは、レーダー用途向けRFマルチチップモジュール3製品「QPF5001」「QPM2101」「QPB1029」を発表した。複数の機能を1つのパッケージに統合し、ディスクリートで構成する場合に比べて基板面積を削減できる。
FETプローブでRFスペアナの測定範囲を拡大
今回は、安価で保護機能も十分な利得1のプローブで、実験室用の手頃なオシロスコープと同じ入力インピーダンスを提供し、スペアナの50Ω入力インピーダンスを駆動できる回路を紹介する。
