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低入力オフセット電圧のCMOSオペアンプ、ローム:17機種を用意
ロームは、高性能CMOSオペアンプ「TLRx728」「BD728x」シリーズを発表した。17機種を用意し、センサー信号処理や電流検出回路、モータードライバー制御、電源監視システムなどの用途を見込む。
ロームは2026年2月24日、高性能CMOSオペアンプ「TLRx728」「BD728x」シリーズを発表した。17機種を用意し、センサー信号処理や電流検出回路、モータードライバー制御、電源監視システムなどの用途を見込む。順次量産を開始していて、サンプル価格は1チャンネル品が280円、2チャンネル品が350円、4チャンネル品が480円(各税別)だ。
150μVの低入力オフセット電圧
新製品は、入力オフセット電圧やノイズ、スルーレートなどの主要特性をバランス良く備える。入力オフセット電圧は、TLRx728シリーズで150μV、BD728xシリーズで1.6mV(各25℃時)と低く抑えた。両シリーズとも、ノイズ密度は12nV/√Hz(1kHz時)で、スルーレートは10V/μsを達成。高速信号の入力時も出力が素早く追従し、波形のなまりや歪みを防ぐことが可能だ。
Rail-to-Rail入出力への対応により、電源電圧範囲を最大限に活用した広いダイナミックレンジを確保する。電源電圧は2.5〜5.5Vで、電源電流は両シリーズとも1.70mA、3.40mA、6.80mAの3種。シャットダウン機能搭載品や車載信頼性規格AEC-Q100に準拠した製品も用意する。SSOP5やMSOP8、SOP14など多様なパッケージ展開により、用途や基板サイズに応じた製品を選定できる。
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