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AI向けは「MEMSより有利」 京セラ、差動クロック用水晶発振器を投入独自の製造技術で低ノイズ/低消費電力に(2/2 ページ)

京セラは、「業界最高レベル」(同社)の低ノイズを実現した差動クロック用水晶発振器「Xシリーズ」を発表した。AIサーバなど高速データ通信用途の低ノイズ/低消費電力化に貢献する。同製品の特徴や京セラの水晶デバイスの強みについて、製品担当者に聞いた。

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ノイズ重視のAI用途では「MEMSより水晶が有利」

 近年タイミングデバイス市場においてはMEMS製品がシェアを拡大している。京セラの担当者は「MEMSタイミングデバイスが高周波にも対応してきていて、脅威には感じている」としながらも、「MEMSで高周波に対応するにはIC内部の回路で周波数を逓倍させる必要があり、その過程でノイズも増幅する。AIサーバ向けには低ノイズであることが重視されるので、MEMSよりも水晶が非常に有利だ」と説明する。

 Xシリーズの動作温度範囲は−40〜+85℃/−40〜+105℃、出力周波数範囲は100M/125M/156.25M/312.5MHz。電源電圧は1.8/2.5/3.3Vだ。主な用途はAIサーバの他、光トランシーバー、ストレージ関連、先進運転支援システム(ADAS)機器などを想定する。

 2026年1月から月産20万個で量産中。同年6月からは月産200万個に増産し、AIサーバ市場のニーズに対応する。

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