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第5世代トレンチアシストプレーナーSiC MOSFET、Navitas:AIデータセンターなど向け
Navitas Semiconductorは第5世代「GeneSiC」プラットフォームを発表した。トレンチアシストプレーナー構造によって損失を低減し、高効率と高信頼性を実現するものである。
Navitas Semiconductorは、第5世代「GeneSiC」プラットフォームとして、高耐圧トレンチアシストプレーナー(TAP)炭化ケイ素(SiC) MOSFETを発表した。新しい1200V耐圧製品群は、第4世代GeneSiC技術に基づく超高耐圧の2.3kVおよび3.3kVデバイスを補完するものだとしている。
この最新世代は、これまでで最もコンパクトなTAPアーキテクチャを採用。プレーナゲートの堅牢性とトレンチ構造による性能向上を組み合わせることで、効率と長期信頼性を向上させている。AIデータセンター、電力網およびエネルギーインフラ、産業電化といった高電圧用途を対象としている。
従来の1200Vデバイスと比較して、新世代ではRDS(on)×QGDの性能指数が35%改善。スイッチング損失を低減し、より低温で高周波の動作を可能しhている。また、QGD/QGS比が約25%改善され、高いしきい値電圧を安定して維持することで、スイッチングの堅牢性を強化。高ノイズ環境における寄生ターンオン耐性を向上させている。
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