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防衛システム向け広帯域RFリミッター、Teledyne:0.1G〜20GHzの範囲で動作
Teledyne Microwave UKはパッシブ広帯域リミッター「B3LT98026」」を発表した。防衛および軍用通信システムにおける高感度受信機フロントエンドを保護する。
Teledyne Microwave UKの「B3LT98026」は、防衛および軍用通信システムにおける高感度受信機フロントエンドを保護するために設計された、パッシブ広帯域リミッターだ。0.1G〜20GHzの範囲で動作し、規定されたパルス幅およびデューティサイクル条件下で最大10Wのピーク入力電力に耐える。
同デバイスは、複雑な脅威環境で動作するレーダー電子支援手段(R-ESM)および電子戦(EW)システムの生存性を向上させる。高出力RFおよび新たに登場している指向性エネルギー兵器(DEW)に対して、常時動作の保護機能を提供する。
動作帯域全体にわたって最大挿入損失/雑音指数は2.0dB、最大入出力VSWRは1.5:1を維持する。40ナノ秒の高速リカバリー時間によって、高出力イベント後も迅速に通常の感度へ復帰することが可能だ。動作温度範囲は−20℃〜+85℃で、過酷な環境での運用に対応する。
コンパクトなSMAベースの筐体によって既存アーキテクチャへの容易な統合が可能で、システムの再設計を必要としない。さらに、TeledyneのPhobosマストトップユニットとの互換性を備え、必要に応じてフィルターなどの追加RF要素の組み込みにも対応する。
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