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DCR 8.6mΩで1212サイズのインダクター、ビシェイ:鉄粉コアで磁気シールド効果確保
ビシェイ・インターテクノロジーは、3.0×3.0mmの1212パッケージを採用したインダクター「IHLP1212-EZ-1Z」を発表した。DCRを最小8.6mΩに低減している。
ビシェイ・インターテクノロジーは2026年4月、3.0×3.0mmの1212パッケージを採用したインダクター「IHLP1212-EZ-1Z」を発表した。すでにサンプルと製品の提供を開始していて、量産時の標準納期は10週間としている。
同製品は、標準DCRが8.6〜50.4mΩ、インダクタンスが0.22〜3.3μHで、最大14.3Aの定格電流を扱える。高さは1.2/1.5/2.0mmの3種類を用意した。動作温度範囲は−55〜+125℃で、高い過渡電流スパイクにも飽和せず動作する。
エアギャップを排除し磁気シールド効果を確保
構造面では、巻線を完全封止した鉄粉コアを採用。エアギャップを排除するとともに磁気シールド効果を確保した。ソフトサチュレーション特性により、動作温度や電流範囲全体で安定動作する。可聴ノイズを低減する構造としていて、熱衝撃や湿度、機械的衝撃に対する耐性も高めた。鉛フリーかつハロゲンフリーで、同社のグリーン基準に適合する。
パワーマネジメントIC(PMIC)向けDC-DCコンバーターのエネルギー蓄積や電源ラインのノイズ抑制、フィルタリングなどに適する。同社は、産業機器、住宅設備、コンピュータおよび通信機器、医療機器など幅広い分野での使用を想定している。
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