電力損失19%減 三菱電機の第8世代IGBTモジュール:産業機器のインバーター向け
三菱電機は、パワー半導体モジュールの新製品「産業用NXタイプ 1.2kV IGBTモジュール」10機種のサンプル提供を開始する。第8世代IGBTを採用し、産業用機器向けインバーターの低消費電力化に寄与する。
三菱電機は2026年5月、パワー半導体モジュールの新製品「産業用NXタイプ 1.2kV IGBTモジュール」10機種のサンプル提供を開始すると発表した。第8世代IGBTを採用し、産業用機器向けインバーターの低消費電力化に寄与する。
新製品は、第8世代IGBTとゲート容量を最適化した独自のSDA(Split Dummy Active)構造を採用。ノイズ発生要因となるdv/dtを抑えたことで、第7世代IGBTよりもスイッチング速度が上昇し、ターンオン時の電力損失を低減する。
独自構造の採用で電力損失を低減
独自のCPL(Controlling carrier Plasma Layer)構造により、ターンオフ時の過電圧を抑えてIGBTチップを薄型化した。これにより、ターンオン、ターンオフや導通時の電力損失を低減できる。従来品の「CM800DX-24T1」に比べ、電力損失を最大で約19%低減している。
定格電流は300〜1000A、定格電圧は1.2kV、絶縁耐電圧は2500V。従来品の産業用NXタイプパッケージを継続採用し、62×152×17mmの外形サイズと端子位置を同一としたことで入れ替えを容易にした。
定格電流1000Aの「CM1000DX24M」「CM1000DXP24M」、同800Aの「CM800DX24M」「CM800DXP24M」は、2026年6月15日よりサンプル提供を開始する。600Aの「CM600DX24M」「CM600DXP24M」、同450Aの「CM450DX24M」「CM450DXP24M」、同300Aの「CM300DX24M」「CM300DXP24M」は、同年9月15日より提供予定だ。
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