ニュース
折りたたみディスプレイが進化、Samsungの新技術:薄さ、柔軟性、強度がさらに向上
サムスン電子(Samsung Electronics)は、折りたたみディスプレイ向けの新技術「Flex Titanium」を発表した。新技術を採用したディスプレイは、高い「強度」や折り目が目立ちにくい「柔軟性」、デザイン性を高められる「薄さ」を実現。次世代のSamsung Galaxy製品に搭載された。
「チタン合金フィルム」と「チタンプレート」を新たに開発
サムスン電子(Samsung Electronic:以下、Samsung)は2026年7月、折りたたみディスプレイ向けの新技術「Flex Titanium」を発表した。新技術を採用して開発したディスプレイは、高い「強度」や折り目が目立ちにくい「柔軟性」、デザイン性を高められる「薄さ」を実現。次世代のSamsung Galaxy製品に搭載された。
Samsungは、折りたたみディスプレイを進化させるため、「チタン合金フィルム」と「チタンプレート」を新たに開発した。チタン合金フィルムは、OLEDパネルの下層に配置した。従来のポリマーフィルムに比べ、20倍の機械的強度がある。しかも、精密なロール加工によって、毛髪の約3分の1という薄さに仕上げたことで、スリムなディスプレイパネルを実現した。
この下層にはチタンプレートを設けた。高度な穴加工技術によって、モジュールと接着剤の間に空気が生じないようにして、より強固な一体構造を実現した。こうした構造にしたことで、画面を開いた状態ではディスプレイを安定して支えられる。繰り返しの折りたたみにも柔軟に対応できるという。
また、高解像度アーキテクチャと次世代有機材料を組み合わせることで、高精細なディスプレイ解像度と低消費電力を両立させた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ディスプレイ技術の進化を振り返る
ディスプレイ技術の移り変わりや進化が分かる解説記事を1冊のブックレットにまとめた。
テクラボで始めるマイコン超入門 〜読めば分かるCPU・メモリ・周辺機能〜
今回はマイコン(マイクロコンピュータ/マイクロコントローラー)の概要やメリット、開発に必要な情報など入門的な内容を解説します。
タイマーIC「LM555」は何でもこなす――サーモスタットを実現
今回は汎用性の高いタイマーIC「LM555」を、その通常の役割であるアナログ発振器やタイマーとはかなり異なる回路へと変化させるアイデアだ。ここでは、NTCサーミスターと抵抗を組み合わせ、抵抗で設定するON/OFFサーモスタットを構成している。
0.26型で高解像度、OmnivisionのLCoSマイクロディスプレイ
Omnivisionは表示アレイとドライバー、メモリを統合した LCoS(liquid crystal on silicon)マイクロディスプレイを発表した。高解像度と広視野角を実現し、次世代スマートグラスに対応する。
定番「TL431」2個の合わせ技、多用途な電流ミラー
今回の回路アイデアは、シャント電圧レギュレーター「TLx431」を2個組み合わせて、プログラマブルな利得を持つ電流ミラーを作るというものだ。
配線容易化に貢献 車載ディスプレイ向けセグメント液晶ドライバーIC
セイコーエプソンは、車載(四輪/二輪)ディスプレイ向けセグメント液晶ドライバーIC「S1D15107」の量産を開始した。多セグメント表示が可能で、ディスプレイ実装時の配線容易化に貢献する。
