CPUとGPU、NPUを統合 AMDのフィジカルAI向け新SoC:最大16個の「AMD Zen 5」CPUコア搭載
AMDは、フィジカルAI向けの組み込みプロセッサ「Ryzen AI Embedded X100」シリーズを発表した。CPU、GPU、NPUを単一SoC(System on Chip)に統合し、ロボティクスや産業機器向けのAI処理を高速化する。
IntelやNVIDIAの競合品と比べた優位性を強調
フィジカルAI向けに最適化されたAMDの「Ryzen AI Embedded X100」シリーズは、CPU、GPU、NPUの各リソースを単一の組み込みSoC(System on Chip)に統合している。最大16個の「AMD Zen 5」CPUコアおよび統合GPU、省電力NPU、ユニファイドメモリを備え、ロボティクス、産業オートメーション、航空宇宙、防衛、その他の組み込みシステムにおける認識、推論、リアルタイム制御のワークロードに対応する。
AMDによると、同シリーズはIntelの「Core Ultra Series 3」プロセッサと比較して、マルチスレッドCPU性能は最大2.1倍、グラフィックス性能は最大1.7倍、AIトークン生成性能は最大3.5倍を実現し、最初のトークンを生成するまでの時間(Time-to-First-Token)は1.4倍高速だという。また「NVIDIA Jetson T5000」と比較して最大3倍のピークFP32性能を提供し、「NVIDIA RTX 4000 Ada」と比較して心臓超音波向けビームフォーミング性能は平均1.7倍高速だとしている。
Ryzen AI Embedded X100シリーズは、Linux、AMDのGPUソフトウェアスタック「ROCm」、Xen Hypervisor、および「PyTorch」「ONNX」「TensorFlow」を含むAIフレームワークに対応するオープンソフトウェアスタックをサポートする。AMDは、CUDAベースのコードをROCmへ移行するためのツールも提供する。
Ryzen AI Embedded X100シリーズは、2026年第4四半期に量産を開始する予定だ。
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