キオクシア初のPCIe 6.0対応エンタープライズSSD:第10世代BiCS FLASH TLC採用
キオクシアは、第10世代BiCS FLASH TLCフラッシュメモリを搭載した、エンタープライズSSD「KIOXIA CM10」シリーズを開発した。PCIe 6.0に対応している。
キオクシアは2026年7月、第10世代BiCS FLASH TLCフラッシュメモリを搭載した、エンタープライズSSD「KIOXIA CM10」シリーズを開発した。限定顧客向けにサンプル出荷を開始している。
E3.S、E1.Sモデルは、同社のエンタープライズSSDでは初めてPCIe 6.0に対応した。NVMe 2.1に準拠し、NVMe FDP(Flexible Data Placement)をサポートする。OCP Datacenter NVMe SSD Specification v2.7の一部仕様も満たしている。同社の「KIOXIA CM9」シリーズに比べ、シーケンシャルリード性能が最大約92%、ランダムリード性能が最大約85%向上した。
フラッシュメモリには332層の第10世代BiCS FLASH TLCを採用し、性能と電力効率を高めた。容量は1.60〜61.44Tバイトで、リードインテンシブ向けの1DWPD(Drive Writes Per Day)とミックスユース向けの3DWPDを用意する。
E3.S、E1.Sモデルは直接液冷に対応
フォームファクターはE3.S、E1.S、2.5インチを用意。E3.SとE1.Sの9.5mmモデルは、空冷と直接液冷に対応する。なお、2.5インチモデルはPCIe 5.0、第8世代BiCS FLASH TLCを採用する。
セキュリティ関連ではSIE(Sanitize Instant Erase)、SED(Self-Encrypting Drive)、FIPS SEDのオプションモデルを用意する。FIPS SEDはFIPS 140-3への対応を予定するほか、SPDM v1.4やCNSA 2.0に準拠した耐量子計算機暗号もサポートする。
NVIDIAの「CMX」コンテキストメモリストレージアーキテクチャにも対応。高速なフラッシュストレージを活用し、GPUメモリを拡張するメモリ階層を構築できる。主な用途として、AI推論やコンテキストキャッシュなど、高いストレージ性能が必要なAIおよびエンタープライズワークロードを見込む。
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