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CIPと高性能なA-Dコンバーターを内蔵したMCUマイクロチップ PIC18F

マイクロチップ・テクノロジーは8ビットマイクロコントローラPIC18F「K40」ファミリー10製品の量産出荷を開始した。CIPを採用し、消費電力の削減や応答時間の安定化を図った。

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タッチセンシングなどの用途を見込む

 マイクロチップ・テクノロジーは2016年11月、28〜64ピンでフラッシュメモリ16〜128KBの8ビットマイクロコントローラ(MCU)PIC18F「K40」ファミリー10製品を発表。量産出荷を開始した。

 K40ファミリーは、PIC18ファミリーとして初めて、コアから独立した周辺モジュール(CIP)を採用している。CPUが処理していたタスクをCIP(CPUコアから独立した周辺モジュール)に扱わせることで、消費電力の削減や応答時間の安定化を図った。

 同社の「K20」ファミリーをベースとし、CRC/メモリスキャン、ウインドー式ウォッチドッグタイマー、ハードウェアリミットタイマーなどのCIP機能を追加している。


8ビットPIC18F MCU「K40」ファミリー

 また、最大7個のハードウェアPWM、複数の通信インタフェース、ゼロクロス検出器(ZCD)、コンパレーター、A-Dコンバーターなどのモジュールも内蔵。A-Dコンバーターは、平均化、フィルター処理、オーバーサンプリング、自動しきい値比較といった処理を扱え、静電容量式タッチセンシングなどのセンサーインタフェース回路で必要になるデータ収集や信号解析を独立して実行できる。これらの機能により、タッチセンシング、産業用制御、コンシューマー、車載、IoTなどでの用途を見込んでいる。

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