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802.11ac対応の無線通信モジュール:太陽誘電 WYSAGVDXG、WYSEGVDXG
太陽誘電は、IEEE 802.11acに準拠し、最大433Mビット/秒の高速通信に対応した無線通信モジュール「WYSAGVDXG」「WYSEGVDXG」を発表した。
太陽誘電は2018年12月、IEEE 802.11acに準拠し、最大433Mビット/秒の高速通信に対応した無線通信モジュール「WYSAGVDXG」「WYSEGVDXG」を発表した。12月から量産を開始しており、同社の販売サンプル価格は4500円だ。
WYSAGVDXGとWYSEGVDXGは、ロボット制御をはじめとするM2Mやバーコードのハンディターミナル、モバイルプリンタ、IoT(モノのインターネット)関連機器向けの無線通信モジュールだ。
対応する無線規格は802.11a、b、g、n、acとBluetooth v4.2で、インタフェースはSDIOとPCM。−30℃から85℃の範囲で動作する。サイズはどちらも24.0×11.5×2.0mm(高さは最大値)だ。
北米、EUなどの電波法にも適合
WYSAGVDXGは2.4GHz帯と5GHz帯の両方に対応したデュアルバンドアンテナを、WYSEGVDXGはアンテナ接続用のコネクターを搭載している。また、日本、北米、EUなどの電波法に適合することから、各国で認証を取得する際のコストや時間を削減できる。
同社では今後、第2世代となるIEEE 802.11ac Wave2への対応に向けて、無線通信モジュールの商品開発を進めていく。
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