ニュース
PCBアンテナを搭載したBLEモジュール:ユーブロックス NINA-B306、NINA-B316
ユーブロックスは、Bluetooth5 Low Energyモジュールの「NINA-B3」シリーズに、完全一体型のPCBアンテナを搭載したグローバル認証取得済みの「NINA-B306」「NINA-B316」を追加した。
ユーブロックスは2019年2月、Bluetooth5 Low Energyモジュールの「NINA-B3」シリーズに、完全一体型のPCBアンテナを搭載したグローバル認証取得済みの「NINA-B306」「NINA-B316」を追加したと発表した。現在、サンプルを提供中で、製造開始は同年3月を予定している。
10×15×2.2mmのBLEモジュール
サイズは10×15×2.2mm。NINAシリーズ全てと完全なピン互換性とソフトウェア互換性を持ち、シームレスなアップグレードパスと設計オプションを提供する。
小型のフォームファクターの台形プリントアンテナは、優れたデータ送受信性能を持ち、アンテナをPCBに移動したことで、小型のフォームファクターにNINA-B3ファミリーが実装可能となった。
Bluetoothの実効輻射電力は10dBm、NINA-B306のスループットは1.4Mビット/秒で最大接続数は20、NINA-B316のスループットは0.8Mビット/秒で最大接続数は8だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Bluetooth meshネットワークの基本概念(前編)
今回の連載では、Bluetooth meshを正しく理解するための基礎講座として、このネットワークトポロジーを支える基本的な概念をはじめ、デバイスの管理やセキュリティについて、4回にわたり解説していきます。 - Bluetooth 5 ビーコンの進化を支えるブロードキャスト通信容量「8倍」の仕組み
Bluetooth 5の特長を解説するシリーズ。最終回の今回は、従来比8倍となったブロードキャスト通信容量の仕組みを説明します。これにより、ビーコンなどの用途で以前よりも優れたユーザー体験を提供できるようになるのです。 - Bluetooth 5 高速通信の仕組み
2016年12月にBluetoothの最新コア仕様であるBluetooth 5が策定された。Bluetooth 4.2に比べて2倍の通信速度を実現する仕様だが、どのような仕組みで高速通信を実現しているのか。リンク層のパケット形式の“中身”を紹介するとともに、そこに含まれる情報量を使った簡単な計算によって、Bluetooth 5の高速通信の仕組みについて触れる。 - 802.11ac対応の無線通信モジュール
太陽誘電は、IEEE 802.11acに準拠し、最大433Mビット/秒の高速通信に対応した無線通信モジュール「WYSAGVDXG」「WYSEGVDXG」を発表した。 - Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
ユーブロックスは、Wi-FiとデュアルモードBluetoothの同時接続をサポートする、マルチ無線ゲートウェイモジュール「NINA-W15」を発表した。Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)とBluetooth Low Energy、Bluetooth BR/EDRを同時にサポートする。 - 高効率な降圧型スイッチングレギュレーター
エイブリックは、高効率な降圧型スイッチングレギュレーター「S-85M0A」シリーズを発売した。ウェアラブルやIoT機器の小型、薄型化に貢献し、スタンバイ時の電池の消費を低減できる。