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モータードライブ向けのプログラム可能なミックスドシグナルICダイアログ SLG47105

ダイアログ・セミコンダクターは、モータードライブアプリケーション向けのコンフィギュラブルミックスドシグナルIC「SLG47105」を発表した。プログラム可能なデジタル、アナログ回路を搭載しており、保護機能やモーター制御方式を独自に作成できる。

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 ダイアログ・セミコンダクターは2020年6月、モータードライブアプリケーション向けのコンフィギュラブルミックスドシグナルIC(CMIC)「SLG47105」を発表した。出力あたり最大1.5Aの実効電流、最大13.2Vの動作電圧で駆動する。


コンフィギュラブルミックスドシグナルIC(CMIC)「SLG47105」

 SLG47105は、同社CMICファミリー「GreenPAK」の新製品で、4つのアナログ出力を搭載し、ブラシ付きDCモーター2つ、ステッパモーター1つ、ソレノイドを備える。また、過熱、低電圧、過電流保護などの標準的な保護機能を内蔵する。

独自の保護機能、モーター制御方式を作成可能

 プログラム可能なデジタル回路とアナログ回路を搭載しており、電流と電圧の調整、モーター停止状態の検出、モーターのソフトスタートを備えた保護機能、モーター制御方式を独自に作成できる。これにより、システムの信頼性やバッテリーの使用効率が向上する。

 低消費電力機能も備え、内部電圧レファレンスやパワーオンリセット、オシレーターをはじめ、パルス幅モジュレーターなど、より高度なデジタルリソースの消費電力も抑える。スタンバイモードでの消費電流はチップ全体で70nAと低く、バッテリー寿命を長く延ばせる。

 同社は、SLG47105とともに、GreenPAK Designerソフトウェアの更新についても発表。最新版では、受動部品やより複雑な外部部品を組み込むためのシミュレーション機能を追加しており、GreenPAK製品群全体での開発を簡素化し、開発期間が短縮する。

 SLG47105は、現在サンプル品を出荷中で、量産開始は2020年下半期の予定だ。評価用ボードは同社のGreenPAKオンラインストアで提供している。

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