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車載用LIN搭載のDCモータードライバIC:東芝 TB9058FNG
東芝デバイス&ストレージは、車載ボディ系ネットワーク「LIN 2.0」のマスターと通信可能なLINスレーブ機能を搭載した、DCモータードライバIC「TB9058FNG」を発表した。
東芝デバイス&ストレージは2019年1月、車載用LIN搭載のDCモータードライバIC「TB9058FNG」を発表した。車載ボディ系ネットワーク「LIN 2.0」のマスターと通信可能なLINスレーブ機能を搭載している。SSOP24-P-300-0.65Aパッケージで供給され、現在サンプルを出荷中。量産開始は2019年12月を予定する。
拡張チェックサム対応のLIN通信機能搭載
TB9058FNGは、LIN 2.0以上の拡張チェックサムに対応した、LIN通信機能を搭載。外部からのLIN信号によりモーターの回転目標の位置データを受信し、回転目標までモーターを駆動する。ハードウェアのロジック回路でH-Bridgeモータードライバを制御するため、ソフトウェア開発が不要だ。
オン抵抗は上下和で2.2Ω、消費電流はスリープモード時に10μA以下となる。出力電流は0.3A、動作電圧範囲は7〜18V、動作温度は−40〜125℃。異常検出機能として、過電圧検出、過熱検出、過電流検出を備え、異常状態での動作継続を回避する。他に、フラグ出力機能を搭載した。
端子切り替えにより、16個のNode IDを設定できる。また、1万9200ビット/秒、9600ビット/秒、4800ビット/秒、2400ビット/秒の通信速度を選択可能だ。車載HVACダンパー調整用に活用でき、車載用電子部品認定規格「AEC-Q100」への適合を予定しているという。
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